「スタッフオブザイヤー2022」オンオフ両方で接客の技競う 安心感伝えOMOも意識

2022/08/09 06:26 更新


左からAYANOさん、村元さん、Heg.さん、谷口さん、内山さん

 コーディネート画像投稿アプリ「スタッフスタート」を運営するバニッシュ・スタンダード(東京、小野里寧晃社長)は8月4日、同アプリを活用する店舗スタッフの日本一を決める「スタッフオブザイヤー2022」の最終審査を実施した。約8万人の中から上位5人が選出された。

(中村維)

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 1次、2次審査を通過した16人が参加し、ライブ接客と接客ロールプレイング、自己PRの3項目で競った。順位は、会場の4人の審査員と「LINEライブ」でオンライン視聴した一般消費者の投票で決定。グランプリのHeg.さんを含む上位5人をスタッフオブザイヤーとして選出した。

 2位は「ロデオクラウンズワイドボウル」イオン京都桂川店の谷口麻実さん、3位「マウジー」ルミネエスト店の村元七虹さん、4位「ココディール」新宿ルミネ2店の内山綾夕さん、5位「23区」大和富山店のAYANOさん。スタッフオブザイヤーの5人には、賞金総額500万円と渋谷街頭広告の出演権などが授与される。 

 今回、2次審査を通過した16人の中には、初の男性や50代のスタッフも見られたほか、札幌や富山、熊本と幅広い地域から参加があった。

 受賞者からは、実物が見られないオンライン接客では「安心して頂ける伝え方をいつも意識している」(2位谷口さん)とのコメントや、身長が150センチと小柄だからこそ、「この身長でもファッションを楽しめると知って欲しい」(5位AYANOさん)と自身の特徴を生かし、共感を生むスタイリングを毎日アップするなど、様々な工夫をしているとの声が聞かれた。

 また、店頭での取り組みとして、「接客の二言目には、アプリご覧頂いていますか?と声がけ。気になった服のバーコードをスキャンすると、スタッフのコーディネートが見られますよ、とアプリと店舗を結び付けてお伝えしている」(グランプリHeg.さん)と、OMO(オンラインとオフラインの融合)を意識したコミュニケーションも進めているという。

 会場には、出場者を見守る仲間の販売スタッフや営業担当、EC統括に加え、経営層の姿も複数見られた。小野里寧晃バニッシュ・スタンダード社長は「販売スタッフを本気で主役にしたいとの思いに賛同して下さるトップの方が増えている。風向きが変わってきた」とし、来年、第3回も継続する予定。

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