宇都宮パルコの20周年販促 地元出身の渡辺氏起用

2017/04/28 06:30 更新


地元出身の若手ヒップホップバンド、P.O.Pと世代、ジャンルの垣根を越えて「共演」した
 宇都宮パルコは開業20周年記念企画の第2弾として、宇都宮市出身で、世界で活躍するサックス奏者、渡辺貞夫氏を起用した販促を29日から8月2日まで実施する。

 渡辺氏と宇都宮市出身のヒップホップバンド、P.O.P(ピーオーピー)の演奏シーンのビジュアル広告を施設の壁面や館内ポスター、フロアガイド、ホームページなどに掲出し、地元を盛り上げる。ポスターはパルコが運営するライブハウス「クラブ・クアトロ」4施設(渋谷、名古屋、梅田、広島)でも掲出する。

 宇都宮パルコは3月20日に開業20周年を迎え、同月1日から「宇都宮の魅力を広く発信することを通じて、商環境が厳しい中心市街地を活性化する」(伊藤智人店長)ための記念販促企画を開始した。

 行政とも連携し、宇都宮市が進める観光プロモーション映像「ライトナウ!宇都宮」のスピンオフ企画として、P.O.Pのほか、館内スタッフや地元住民、商店関係者らが登場する動画を配信している。第1弾ポスターでは「宇都宮名物」の餃子(ぎょうざ)や焼きそば、カクテル、ジャズバーの関係者が登場した。

 第2弾企画で、渡辺氏を起用するのは「『ジャズの街・宇都宮』を全国に向けて発信する」のが目的。伊藤店長自らが渡辺氏に所属事務所を通じて思いを伝え、「『宇都宮のために役に立ちたい』と快諾を得た」という。
 
 若手アーティストのP.O.Pも起用することで、「宇都宮市が培ってきたものと次世代への希望を伝えたい」とする。





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