アーバンリサーチ、SDGsの取り組み強める キャリー品販売店拡充や備品の削減

2021/11/16 06:30 更新有料会員限定


キャリー品の店頭販売期間を延ばしアーカイブとして提供

 アーバンリサーチがSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを強化している。今月から備品の扱いなどを見直し、シーズンを過ぎた商品(キャリー品)とハンガーの販売店舗を拡充する。異業種協働による廃棄衣料アップサイクルの「コンポスト」やサステイナブル(持続可能な)素材開発の「URグリーン」ではBtoB(企業間取引)事業も始め、賛同する他社とともに社会・環境問題の改善を目指す。

(関麻生衣)

社員の意識高まる

 19年12月にSDGsの基本方針「3C」を定めた。柱は「衣料資源の有効活用」「地球環境負荷の軽減」「コミュニティーの形成」の三つ。羽毛を回収・再利用する「グリーンダウンプロジェクト」には15年から参画、定期的にサステイナブル関連の情報交換や企画立案を行う社内プロジェクトも進めている。

 少しずつ社内外で認知され、社員の社会・環境問題に対する意識も高まり、これまで使い捨てしてきた備品の扱いなどを改めて見直すことになった。

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