ユニー・ファミリーマートHD社長交代

2017/02/03 18:01 更新


新社長に伊藤忠の高柳氏 ユニーの店舗構造改革加速へ


 ユニー・ファミリーマートホールディングスは3日、伊藤忠商事の高柳浩二氏への社長交代を発表した。上田準二社長が「70歳で経営の一線から退くことにした」ことからのトップ交代となった。

 高柳氏はユニーとファミリーマートの統合に株主の立場でかかわっており、「熟知している」。現在はユニーの取締役も兼ねている。課題のGMS(総合小売業)について、「業態改革をしないと人を集められない」としており、店舗の構造改革が加速することになりそうだ。また、「商社を使うメリットがある」としており、伊藤忠との関係が深まることも見込まれる。

 高柳氏は3月1日付で社長執行役員に就任、5月の株主総会で代表取締役に就く予定。上田氏は2月28日付に取締役相談役に退き、株主総会で取締役も退任する。

 高柳 浩二氏(たかやなぎ・こうじ)75年伊藤忠商事に入り、98年原重油部長、04年エネルギートレード部門長、05年執行役員、08年常務執行役員兼生活資材・化学品カンパニープレジデント、15年4月から取締役兼副社長執行役員兼食料カンパニープレジデント。65歳。



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