ルメール氏率いるパリＲ＆Ｄセンターが発信
ユニクロは、クリストフ・ルメール氏率いるパリＲ＆Ｄセンターが発信する新ライン「ユニクロ・Ｕ」を９月30日から発売する。シンプルで、長く着られる「ライフウエア」というコンセプトに、ルメール氏の手による時代性を加味した商品として、日本を含む世界18カ国・地域で販売する。
15年秋冬、16年春夏に「ユニクロ・アンド・ルメール」でコラボした実績を踏まえ、ルメール氏をパリのＲ＆Ｄ（リサーチ＆デベロップメント）センターのアーティスティックディレクターに起用し、「コラボではなく、スタートから１つの同じ環境で、より多くの人に着てもらえるデイリーウエアを作った」（勝田幸宏ユニクロ執行役員）。
今秋冬はウィメンズで52、メンズで35アイテムを企画した。価格はシャツ２９９０～３９９０円、ニット３９９０～１万２９００円、アウター６９９０～１万４９００円、ボトム３９９０～５９９０円、カットソー１５００～３９９０円で、消費者がユニクロに求める値段を意識し、一部商品を除くと、通常のユニクロ商品とほぼ同じ価格帯に設定した。
ルメール氏を迎え入れて、ユニクロ・Ｕを始める理由について勝田執行役員は「自前で努力も続けているが、デイリーウエアとして、長く着られることに加えて、毎シーズン、トレンドを含む時代性を取り入れた、新鮮な商品を届けるのは難しい面があった」とする。来春夏以降もユニクロ・Ｕは継続する考えで、「新しく、それでいて、次の定番となっていくようなデザイン、商品を今後、ユニクロ・Ｕを通じて提案したい」とする。
