【パリ＝松井孝予通信員】ユニクロは今秋、パリ6区にある旧食品市場のル・マルシェ・サンジェルマン内に、新店を開設すると発表した。昨年12月に開店した同区レンヌ店に続くパリで8番目の店舗になる。
この市場は19世紀に建てられ、歴史的建造物に指定されている。サンジェルマン・デプレのランドマークの一つに数えられ、アップルストアやネスプレッソ、マークス＆スペンサーフードなどが入居する商業施設への大改装が秋完成に向けて進められている。
ユニクロは売場面積約５００平方㍍の新店舗で、メンズ、ウィメンズの代表的商品、ウルトラライトダウンやカシミヤ、ジーンズなどを扱う。
ユニクロの桑原尚郎ヨーロッパCEO（最高経営責任者）は、「フランスとヨーロッパの新しい都市への進出と平行し、すでに店舗がある首都においてもユニクロのコンセプトを伝えるために出店を強化することが重要。ル・マルシェ・サンジェルマンは歴史のある素晴らしい場所であり、ここに出店し住人と観光客の方々に商品を提供できることは幸運。とてもうれしい」とコメントした。
