ユニクロは、サステイナビリティー(持続可能性)に関わる取り組みをより分かりやすく伝えるため、「グローバルサステイナビリティアンバサダー」に「ドラえもん」を起用する。世界的に認知され、幅広い世代から支持されている人気キャラクターによって、自社の活動とその重要性への理解を促す。専用ロゴで「服のチカラで、未来を変える」とのメッセージも伝える。
(柏木均之)
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柳井康治ファーストリテイリング取締役グループ上席執行役員は「サステイナビリティーへの注目度は世界で高まっており、自社の取り組みを強化し、その活動を伝えることはお客様から選ばれ続けるためにも極めて重要になっている」と話す。
ユニクロは20年前からサステイナビリティー活動を続けており、最近では、使用済みのユニクロ商品を回収し、新しい服にリサイクルして販売するプロジェクト「リ・ユニクロ」を昨秋から本格化している。21年は「サステイナビリティレポート」を刷新し、これまでより多言語で発表するようにした。新店を出す際は、自社の取り組みについて説明するコーナーを必ず設けるようにしている。
今回、アンバサダーとなったドラえもんは通常の青色ではなく、緑色の「サステナモード」でユニクロの活動をアピールする。同時にユニクロのロゴも緑色のサステイナビリティー版を作った。
今後、世界中のユニクロの店頭やウェブなどのメディアを通じ、サステイナビリティー活動を紹介する機会を増やす。「ライフウェアスペシャルアンバサダー」を務める女優の綾瀬はるかさんも活動の一環として、小中学校生向けの次世代教育活動に参加する。