ユナイテッドアローズ、韓国バッグ「OSOI」を拡販 自社の販路を生かし広い客層に

2024/12/19 06:27 更新NEW!


中心価格帯は3万~5万円

 ユナイテッドアローズは日本での独占販売権を取得した韓国発バッグブランド「OSOI」(オソイ)を拡販する。25年春夏から自社の店舗とECに販路を絞り、ブランドの魅力や品質の高さを伝えることで幅広い年代の新規客獲得を目指す。日本独自の商品開発も進める。

【関連記事】ユナイテッドアローズ 韓国のバッグ「OSOI」の独占販売権を取得

 オソイは16年、ヒージン・カン氏が立ち上げたウィメンズのバッグブランド。主な製品は本革を使用しており、バックルや丸みのあるがま口のデザインが特徴だ。売上高の約6割を韓国が占め、カナダ、イタリア、フランス、台湾などにも卸売りしている。

丸みを帯びたがま口やフォルムが特徴的なデザインだ

 SNSや口コミの効果で日本での認知度が高まっており、特に韓国ソウル市のソンスにある店では買い上げ客の4割近くが日本人だという。ユナイテッドアローズでも21年秋冬からオソイの取り扱いを始め、20~40代の顧客を中心に売れ行き好調だった。

 これまでは他のセレクトショップや百貨店でも扱っていたが、独占販売権の取得に伴い、25年春夏から同社が運営する24店とECのみで販売することにした。韓国ファッション好きやトレンドに敏感な若年層だけでなく、大人客にも訴求する。「服とのスタイリングや接客力を生かして、当社が得意とする客層をとらえたい」と小松裕美子ウィメンズ商品本部UA部MD課課長チーフMD。

「日本にはあまりないデザインで、高感度層の支持を集めている」と話す小松チーフMD

 日本限定色や、A4サイズのファイルやパソコンも入るような大きめサイズのバッグも日本向けに出す予定だ。25年秋冬には単独店の出店も計画している。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事