韓国のレザーブランド「トゥティエ」は、初のグローバル展開として東京・表参道で期間限定店を開いている。韓国以外で直接手に取って見られるのは、ここだけ。フルラインナップと、今回のためにパリで買い付けたオーナメントを販売している。12月22日まで。
ブランドは、19年にスタート。60~70年代のパリにインスピレーションを得たバッグを軸に、財布、カードケースなどを手掛けている。華美な装飾はせず、革の表情とシャープなフォルムを引き立てたミニマルなデザインが魅力だ。「良い素材、良い場所で、良い人に売っていく」ことをモットーに、デザイナー4人で運営している。すべてメイド・イン・コリア。
一番人気は、長方形のハンドバッグ「ロケバッグ」。ファスナーの引き手部分をクロージャーに差し込む形でクロージングするデザインだ。期間限定店ではオープンを記念して、キャメルのワンハンドルバッグ「ポメルバッグ」を日本限定で販売する。
グローバル展開の最初の地に日本を選んだのは、すでに日本人から高い支持を得ているため。22年にソウル・三清洞にオープンした旗艦店への来店客は、10~15%が日本人という。「韓国以外でショップを出すなら日本だと思った。いつか日本に路面店を出したい」とイェニ・イーCEO(最高経営責任者)は話す。