売り上げ伸ばす東京ソラマチ 屋外イベントで集客 SNS発信でZ世代も集める

2023/12/19 06:28 更新


15日からプロジェクションマッピングも始まった

 売り上げを伸ばし続けている東京ソラマチ(東京都墨田区、運営は東武タウンソラマチ)。国内外からの観光客でにぎわい、東京東部の上質な買い場として定着しているが、4階の屋外広場「スカイアリーナ」で行う大型イベントの集客力が高まっている。12月15日からはスカイツリーを使ったプロジェクションマッピングも実施し、飲食のヒュッテが並ぶ「クリスマスマーケット」もにぎわいを増している。

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 東京ソラマチの売上高は前期で430億円と19年度を超えた。東京スカイツリータウンの商業施設として、インバウンド(訪日外国人)需要を含めコロナ禍からの回復を早くから取り込んでいる。今期も4、5月が開業以来の売り上げとなるなど勢いを継続。10、11月も前年同月比で2割を超える伸びとなっている。

 3月に「ソラフルパーク」として刷新した5階がファミリーを引き付けているほか、スカイアリーナで行っているイベントが好調を支えている。春の「台湾祭」以降もビアガーデンなどが人気を集めており、クリスマスマーケットは予算の2倍で立ち上がり、12月の売り上げを押し上げている。イルミネーション含め夕方以降に客を引き付けている。SNSを使った発信に力を注いでいて、Z世代含めて呼び込んでいるという。

 年明けも三が日に160店余りで福袋を販売するなどの初売りの後、4日から「アイススケートパーク」としてスケートリンクを設ける予定で、引き続きスカイアリーナを使った取り組みに力を注いでいく。



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