復調する東京都心SC 「郊外にはない」独自性に磨き

2023/02/03 06:30 更新有料会員限定


渋谷パルコは国内外のファッションブランドが好調(2階)

 上質で高感度なファッションを主力とする東京都心のSCの売り上げが復調している。衣料品売り上げがコロナ禍前の19年同期実績を超えたり、単月売上高が過去最高を更新する施設も相次いでいる。行政による行動制限がなくなり、都心で買い物する消費者が増え、インバウンド(訪日外国人)需要も回復していることが背景だ。各施設とも、テナントと連携して「ECや郊外SCにはない独自の価値」を出し、需要をつかんでいる。

(有井学)

 テレワークの拡大や外出自粛の影響で都心SCの売り上げは、21年まで郊外に比べて落ち込み幅が大きかった。22年は行動制限がなくなり、流出していた客が都心で買い物する傾向が強まり、全体として、都心SCの売上高伸び率は郊外に比べて上回っている。

過去最高の月続出

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