東京都と繊維ファッション産学協議会が主催し、日本ファッション・ウィーク推進機構が共催する「トーキョー・ファッション・アワード2017」の受賞デザイナーが、アマゾン・ファッション・ウィーク東京17年春夏中に発表された。
受賞デザイナーは、17年1月のパリ・メンズコレクション中に開かれる同事業単独ショールームに出展する。同事業は今回で3回目。前回まではメンズブランド中心だったが、今回はレディスやユニセックスブランドも選ばれた。
選考基準は「東京を代表するインターナショナルブランドとして、デザインやアイテム数、価格帯で海外展開の可能性があり、意欲と体制もある」点。応募した31組から6ブランドを選んだ。審査したのは有力セレクトショップや大手百貨店のバイヤーなど。
受賞者は「ダブレット」の井野将之さん、「ヨウヘイオオノ」の大野陽平さん、「チカキサダ」の畿佐田千佳さん、「ロギーケイ」の興梠仁、景子さん、「ターク」の森川拓野さん、「ベッドフォード」の山岸慎平さん。
バイヤーの一人、ロンハーマンの根岸由香里さんは「レディスブランドが入ったことも含め、ジャンルや幅が広がった。海外展で、前回まではリーチしなかった店に届く可能性もある」、ユナイテッドアローズ&サンズの小木基史さんは「細かな物作りは日本のブランドの魅力。それをいかにうまく伝えるかも意識して欲しい」と話した。