ワールドグループで、ブランド古着の販売・買い取りのティンパンアレイは7月19日、ラグジュアリーブランドを中心とした高感度リユース専門店「rt」(アールティー)を名古屋市・栄にオープンした。リユース市場の伸長や訪日客の増加でラグジュアリー需要が拡大するなか、東京、大阪でも出店を計画する。
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同店は全国に20店ある「ラグタグ」の姉妹店だ。ラグタグよりハイエンドな品揃えであることから、30~70代と幅広い世代に支持されている。直近では銀座に1店を出しており、今回の出店で全国2店体制となった。
名古屋には以前にもアールティーの大型店があり、「ラグジュアリー文化が定着している地域」(平野大輔社長)として重要視してきた。再出店の構想はあったが、コロナ禍で遅れての出店となった。
名古屋店は2層の路面店で、1階はレディス、2階はメンズと買い取りスペース。売り場面積は300平方メートルで、2500点のアパレル、バッグ、靴などのファッショングッズを扱う。メンズでは上質なスーツやネクタイなどのビジネスアイテムも揃える。
リユースでも「きれいな店構えの専門店が増えるなか、品揃えを絞り、厳選する」編集力を強みに顧客を増やしていく。
出店に伴い、「ラグタグ」名古屋パルコ店は8月末で閉店する。