ゼット「ティンバックツー」 30周年で楽しさと機能訴求

2018/08/15 06:27 更新


 ゼットは米国メッセンジャーバッグ「ティンバックツー」が設立30周年を迎えることから、ファン(楽しい)とファンクション(機能)の二つの意味を込めて、ブランドメッセージを19年春夏から「ビー・ファンクショナル」に決めた。自転車専門店やスポーツ専門店、ECといった既存販路を拡充すると共に、百貨店やセレクトショップ、企業との協業などを開拓する。新規客では20~40代女性を拡大する。

 19年春夏物は「トラベル」をテーマに、主力の自転車用バッグから派生して、公共交通で移動する都市生活者向けを充実した。新商品のレディス「リクルートパック」は日常使いを意識した上部ファスナーの小型バックパックで、ノートパソコンも収納しやすい。容量は約12リットル。1万3000円。このほか、ビビッド系の新色を多数追加した。定番的な商品は価格を15%前後引き下げた。

 18年春夏から追加投入したサコッシュは日本市場に対応して、取り外し可能なショルダーストラップや止水ファスナーを装備し、黒をベースにしたツートンカラーとした。容量は2リットル。6000円。ミラーレスカメラバッグはクロスボディーストラップとトップグラブハンドル付きで、やはり黒ベースのツートンカラーとした。取り外し可能なパッド入り内袋を付属する。容量は7リットル。9000円。

服を傷めない柔らかい素材を使用した「リクルートパック」
日本市場で最近人気のある小型バッグのサコッシュ
ツートンで8色を揃えたミラーレスカメラバッグ


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