【上海支局】東レグループの中国・南通での合繊原糸製造、販売会社東麗合成繊維南通(TFNL)は、23年度からスタートした中期経営課題の3カ年で20%の増収を目指す。このため、単純な糸売りビジネスからテキスタイルや縫製品までを見通した特品、差別化素材のさらなる充実とサステイナブル(持続可能な)対応素材の拡充に力を入れる。
前中計最終年度の22年度は、原料や用益コストの高騰、物流の混乱と厳しい環境にさらされた。コスト増の販売価格への転嫁や特品原糸の拡大、要員の効率化、東麗国際貿易中国(TICH)など東レグループ各社と連携した物流対策などを実施し、増収増益で着地した。
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