ウェルネス関連事業のテンシャル(東京)が、筑波大学の松井崇准教授の協力を得て、集中力を持続して「ビジネスパフォーマンスを発揮する」服の研究開発を目指す。同社が着目したのは、松井准教授が研究している〝認知疲労〟。長時間のデスクワークなどで脳を過剰に働かせると、脳が疲弊して働きが低下する認知疲労の状態になるという。同社は服で認知疲労を軽減できるのかを科学的に検証する。服の可能性を拡張し、服の新たな価値を示すきっかけになるか。研究を始めた経緯や意義を同社のイノベーション本部コンディショニング研究所エビデンス創出グループの征矢茉莉子さんに聞いた。
(小堀真嗣)
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仕事中の効果に着目
――ここまでの経緯は。
私たちは睡眠に焦点を当てたリカバリーウェアを作り、良質な睡眠がとれるようサポートしてきた。一方、睡眠時間だけでなく、日中の時間帯もビジネスパーソンのパフォーマンスを高めることができるような商品を作りたいと考えた。仕事には脳の活動が不可欠。脳を疲れにくくするには何が必要なのかを考えるなかで認知疲労に着目した。
――脳の疲労はどうわかるのか。
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