タトラスとヤギ 桑原と組みリペア市場に参入

2019/03/07 06:25 更新


 ヤギグループが消費者に向けたファッションリペア市場に参入する。ヤギの完全子会社のタトラスインターナショナル(東京、坂尾正中社長)とヤギ(大阪市、八木隆夫社長)、検品・補修の桑原(愛知県一宮市、桑原英寿社長)の3社は1日、共同出資会社、リプロ・パーク(東京)を立ち上げた。

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 資本金は500万円。タトラスインターナショナルが34%、桑原33%、ヤギが33%出資する。社長は2月末までストラダエストの取締役だったタトラスインターナショナルの青柳慎氏が務める。

 タトラスインターが得意とする高級ダウンジャケットをはじめとするアパレル製品に加え、靴、バッグなどを中心に補修、クリーニング、クローゼット事業などを手掛ける。当面は実店舗を持たず、LINEやインスタグラムといったSNSを通じて消費者から受注し、郵便で送り返す。タトラスインターが運営する直営店でチラシを配布するなど知名度を高めながら事業を拡大する。

 ヤギは中期経営計画で新領域への挑戦を掲げる。タトラスの直営店で、タトラスのダウンはもちろん、それ以外のブランドの補修のニーズが高かったことや拡大する二次流通市場への対応として、補修のプロである桑原と組み、新事業に挑戦することにした。



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