タサキ、アーカーを連結子会社化

2017/12/04 17:23 更新


 タサキとアーカーは4日、タサキによるアーカーの株式取得について合意したと発表した。年明けをメドに株式の譲渡を完了し、アーカーはタサキの連結子会社となる予定。タサキは今後、このパートナーシップのもと、日本発のグローバルジュエラーとしての展開をより強力に推進する。

 「アーカー」は、97年に福王寺朱美氏が設立したジュエリーブランド。日常使いできるファッション性の高さやオリジナリティーが若い女性に支持され、セレクトショップへの卸販売をはじめ、百貨店やファッションビルなどへ出店を続けてきた。現在の店舗数は19、年商は約50億円(小売価格ベース)。

 今後の経営体制は、アーカー社長はタサキからの派遣となり、福王寺朱美氏はファウンダーとして、ブランドのサポートを続ける。朱美氏と母娘による協業レーベル「アケミアヤノ」のデザインなどを手がける福王寺彩野氏は取締役として経営に参画。その他のマネジメント体制は現行を引き継ぐ。

 タサキ取締役兼代表執行役社長の田島寿一氏は、「それぞれが持つブランドアセットの共有によるシナジーが大きく、より幅広い世代の顧客にリーチしていく上での強力なサポートになるものと考えている」としている。アーカー代表取締役の福王寺朱美氏は、「アーカーが設立当初より掲げてきた“世代を超え、国境を超え、時代を超えるブランドになる”というビジョンをより早く、より確実に達成することになると確信している」としている。



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