フランス「タラ・ジャーモン」旗艦店を改装オープン

2017/03/29 06:20 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏メゾン「タラ・ジャーモン」の旗艦店が、シャンゼリゼ大通り73番地にリニューアルオープンした。売り場面積はこれまでの135平方メートルから、3フロア350平方メートルに大きく拡張。コレクションはこの3月、30年前に同メゾンを夫と創業したカナダ人デザイナーのタラ・ジャーモンから、「&アザー・ストーリーズ」(H&M傘下)のパリ・デザインスタジオで経験を積んだコロンブ・カンパナに引き継がれ、フォーマルドレスからコンテンポラリーなデイリーウェアへと幅を広げた。ここでは、ウェア、ビジュー、アクセサリーのフルラインに加え、シャンゼリゼ旗艦店だけの限定商品も揃える。モダンなソファとテーブルを配置したサロンでは、紅茶「タラ」でくつろぎながら、タブレットを手にルックブック、広告キャンペーン、ムービーを通しブランドの世界を楽しめる。イベントや、若手アーティストの作品展示など、文化的プログラムも企画していく。

 同メゾンは昨年9月、仏大手投資会社AMS位ンダストリーズが買収した。ドイツ、米国、アジアに注力した国際戦略で、売上高は今後5年間で現在の5000万 ユーロ (推定)の倍増を掲げている。4月に開業する東京のギンザ・シックス内に、シャンゼリゼ旗艦店の内装を手がけた同デザイナーによる日本初の旗艦店を出店する。


シャンゼリゼ大通りの「タラ・ジャーモン」旗艦店


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