東京・二子玉川(世田谷区)のSC、玉川高島屋ショッピングセンター(運営・東神開発)と二子玉川ライズ・ショッピングセンター(同・東急モールズデベロップメント)が好調だ。ともに、上質で高感度な商品を好む足元商圏客の需要をつかみ、コロナ禍前の売り上げを上回っている。衣料品もセレクトショップを中心に健闘した。二子玉川ライズ・SCの今期(24年3月期)売上高は「過去最高額を更新する見通し」(田中利行事業本部二子玉川ライズグループグループ長兼二子玉川ライズ管理部部長)だ。
(有井学)
玉川高島屋SCの24年2月期の高島屋を除く専門店売上高は498億円(前期比4.2%増)で、19年度比で5.1%増、18年度比で0.4%増。海外ラグジュアリーブランドが「値上げの影響で、伸び悩んだブランドもあった」(青木浩SC事業本部玉川事業部第1営業グループ第1営業担当部長)ため、服飾雑貨が前期比0.2%減だったが、衣料品は暖冬の影響を受けたものの、4.1%増と健闘した。中でも、「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「トゥモローランド」「ロンハーマン」などが好調だった。
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