北海道初、衣料品の無人店舗 アパレル卸問屋の竹栄、事業多角化へ

2021/11/09 06:30 更新会員限定


北海道初の無人店舗「マンハッタンストア・ムジン」と竹田社長

 アパレル卸問屋の竹栄(札幌市、竹田尚弘社長)が、北海道初の衣料品の無人店舗「マンハッタンストア・ムジン」を札幌市内に開業した。忙しいママ世代がいつでも実物を確認しながら買い物できる便利な環境を提供するのが狙い。ゆくゆくは多店舗化し、無人店舗の運営の仕組みと商品供給をパッケージにして道内外の専門店に提供する構想だ。人口減や後継者不足で存続の危機に立つ専門店の受け皿として無人店舗の可能性を訴える。

(藤川友樹)

完全キャッシュレス

 創業は1928年。年商20億円で道内のアパレル問屋ではトップ3に入る。約15年前から大手ECモールに出店している「マンハッタンストア」やEC専業の子供服自社ブランド「ユック」などEC事業が軌道に乗ったため、コロナ禍前から人件費や運営コストを抑えられる無人店舗の開設を準備してきた。

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