高島屋大阪店、3~5月の売上高が前年同期比40%増 特選と化粧品がけん引

2024/06/20 17:30 更新有料会員限定


フレグランスや男性需要を見込んだ品揃え・サービスの拡充を狙い各ブランドの改装を進めている1階化粧品売り場

 高島屋大阪店の大幅増収が続いている。23年度の総額売上高は前期比20.6%増の1591億円超、入店客数19.6%増となり、インバウンド、外商、中間層の各売り上げともに19年度実績を上回った。24年3~5月売上高は前年同期比約40%増ぺースと伸び率がさらに大きくなっている。特にけん引しているのが特選ブティックと化粧品。加えて、〝スモールマス〟への対応を強めている催しや期間限定店のほか、自主売り場も増収・客数増を後押ししている。

(吉田勧)

幅広い客層の支持

 特選の23年度売上高は40.5%増、この3~5月は79.1%増で、化粧品は23年度が42%増、3~5月は50.2%増の高い伸びが続いている。特選は「ブランドの世界を重視したメンズ・レディスのコンバインショップを増やしている」(髙山俊三常務取締役関西代表大阪店長)ことなどによるワンストップショッピングのしやすさが、インバウンド、外商、中間層の各客層に支持されているとみる。

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