「高島ちぢみ」などで知られる滋賀県の高島織物産地は、大阪で25年春夏向けビワタカシマ展を開いた。サステイナブル(持続可能な)原料使いや表面変化にこだわった織物などバリエーション豊かな春夏向け生地を提案した。
(三冨裕騎)
原料で差別化を図る動きは活発だ。マスダは、ヘンプ使いやリネンの平織りのほか、オーガニックコットン100%のダブルガーゼなど環境に優しい原料使いを充実した。
琵琶湖の葦(あし)を原料に用いた「琵琶の葦布」に力を入れているのは高麻。ワッフルやサッカーを打ち出したほか、ポリエステル混のツイルはジャケット製品サンプルを披露した。