大阪府阪南市は、市制25周年記念事業として7月に開催する「2016全国コットンフェスティバルイン阪南市」に向けて、綿花の種まきを実施した。市内の小学生も参加し、1反の土地に種を蒔いた。
種まきは今年で6回目。「阪南コットンプロジェクト」として遊休地を活用した綿花栽培を実施し、繊維産業の復興や振興による地場産業の創出、地域活性化を図っている。
今回初めて東鳥取小学校、波多小学校の3年生児童120人が参加した。市内にある大正紡績も協力し、種の蒔き方などをレクチャー。畝に雑草を防ぐビニールシートを敷き、種まき用の穴を開け3粒ほどの種を蒔いた。収穫は秋ごろになる予定だ。
福山敏博阪南市市長は冒頭の挨拶で、「市は現在、商工会と一緒に台湾など海外に向けていろいろな製品を発信している。みなさんの植えた種で阪南市をPRしていきたい」と今後の広がりに期待を込めた。