砂山靴下(東京、砂山直樹社長)は23年秋冬、商品にまつわるストーリーに着目して、需要喚起を狙う。「コスパ(コストパフォーマンス)、タイパ(タイムパフォーマンス)を経て、『作り手の思い』と『使い手の思い』を掛け合わせたストーリーに基づいた、新しい消費が生まれるのではないか」(砂山社長)と、〝ストパ〟(ストーリーパフォーマンス)をシーズンのキーワードとした。同社の強みである使い手に寄り添う物作りと、SNSやECなど双方向のコミュニケーションツールをいかしながら、共感を生み出し、消費へとつなげていく。
(壁田知佳子)