中高生による中高生のための学校服プロジェクトが始動

2020/01/10 06:28 更新


 中高生による、中高生のための、持続可能な学校服を作るプロジェクト「学生ブランド作っちゃおうぜ!」がスタートした。

 持続可能な社会創生のための教育を実践する先生と生徒を応援するプロジェクト「SDGs・フォー・スクール」(一般社団法人シンク・ジ・アース)から派生した活動で、現在は東京都内の11の中学・高校から約40人の生徒が参加している。「服の真実を伝える」をコンセプトに、大量消費や大量廃棄、環境負荷、生産者への負荷など現状を学びながら、服作りを通じた課題解決を目指す。

 プロジェクトの商品作りは、1月に企業にプレゼンテーションを行い、生徒が目指す方向性と同じ〝心意気〟を持った企業と共同する計画。作るアイテムは、学校生活に必要な学生服や体操服、部活関連の服やスクールバッグなど。

 この活動に関わる高校1年生の村山一央さんと中学3年生の東郷結さんは、「このブランドの商品は、誰がどこで作っているのかを理解してから購入することができる。服作りについて考える機会にしてほしい」と話し、「服は消費するものではなく、長く大切に着続けるもの」という価値観を伝えていく。

村山さん(右)と東郷さんほか都内の中高生が参加している


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事