ストライプ「アメリカンホリック」今期19出店へ

2017/03/29 06:27 更新


 ストライプインターナショナルは、30代を中心ターゲットにしたレディスのSPA(製造小売業)業態「アメリカンホリック」が立ち上げから1年を経過し、旬のトレンドアイテムと値頃価格で主婦層などに支持を広げている。2年目は12色展開などで独自色を出し、知名度を上げていく。

 同業態は「いま買いたい日常おしゃれカジュアルが揃う店」がコンセプト。30~50代の幅広い女性が求める「気の利いたアイテム・価格・品質」を揃える。

 春夏、秋冬ともに布帛シャツ、デニムパンツ、ニットが好調。スマートなカジュアルスタイルがイメージできるようにVMDを強化したことも実った。1年目で38店を出店。売り上げ上位店は年商1億5000万円超になっている。

 知名度あるレディスSPAブランドが競合相手となる中で、デイリーに使えて値頃で良質、体形をカバーし、コストパフォーマンスに優れることが評価された。「重要なのは“こなし方”。大手ブランドも売っているアイテムは一緒だが、消費者は各ブランドのこなしをよく見て選んでいるので、素材などは早い段階で手当てし、しっかり考えて企画していくことが重要」(浅見幸宏アメリカンホリック事業部ブランドマネージャー)とする。

 2年目となる今春は、より買いやすい価格、他のSPAとの違いを明確にするため、カラーや柄を多彩に揃える。特にカラーバリエーションを重視し、月4型ほどを12色展開する。2月に販売したシフォンプリーツスカートなどはカラーを増やして好評だった。

 18年1月期は19店の出店を計画している。標準売り場面積は165平方メートルと変えず、坪効率を重視する。「1坪当たりに何を売っていくかにこだわり、販売効率で完成形を作りたい」とする。

2年目は坪当たりの売り上げにこだわっていく「アメリカンホリック」


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