エスティーカンパニー 桐生店で「タナカ」の催事販売が盛況

2022/10/06 10:59 更新


顧客の好みを聞きながら配色やペイントを調整するタナカサヨリさん(中央)

 群馬県桐生市のセレクトショップ、エスティーカンパニーが桐生店で開いている期間限定店が盛況だ。販売するのは、ニューヨークが拠点の「タナカ」。初日にはデザイナーのタナカサヨリさんとクボシタアキラさんもイベントを企画して接客し、売り上げを伸ばした。

 同店でのタナカの販売は22年春夏から。デザイナーの2人は、初の限定店を盛り上げようとニューヨークの友人のジャズ演奏者とタコス料理の専門店のオーナーを誘い、ライブとタコスの販売も行った。秋冬コレクションを展示販売するギャラリーでは、タナカのデニムを加工する西江デニムの担当者に来てもらい、製品へのペイントの実演カスタムオーダーを受け、来店客と交流した。

NYを拠点にするデザイナーのコミュニティーも伝えるジャズとラテンのセッション、タコス料理を交えたイベントを実施

 タナカは顧客にそれほど認知されていなかったが、「うちで開くイベントを信頼して楽しみにしてくださる人は多い」(環敏夫社長)とあって、ライブや実演は盛況。10月1、2日の土日の同店の売り上げは350万円を超え、その3分の1をタナカが占めたという。シンプルで品の良いデニムのブルゾンなど「物作りの知識を備えて、基本がすごく出来ている」日常着は、世代を問わず好評だ。日曜日は展示販売のみだったが、タナカに親近感を持つスタッフの接客で続々と売れたという。



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