東京の東側の問屋街や下町エリアにセレクトショップの新店が目立つ。ファッションブランドやセレクトショップが乱立する青山や原宿、渋谷など西側の商業立地は、個店に適した物件も少なく家賃も高いため新規出店は困難だろう。品揃えもバッティング問題があり、好みのブランドを仕入れられないなど課題も多いので、まだまだファッション分野が未開拓なエリアで新たなファン作りに挑む。
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アンドファザー 問屋街の近隣に2店
メンズセレクトショップ「アンドファザー」は25年1月にオープンした東日本橋店の滑り出しが好調なことから、同年11月に東神田に2号店を出店した。同店を運営するのはアパレル製品事業を主力としたアンドマザー(東京)。路面店を出す前は、オーナーがデザインする自社ブランドと買い付けたブランドをオフィス内の土曜日限定・完全予約制ショップで販売していた。ここでの販売が堅調で、24年秋から常設店開設に向け物件探しや人材確保などに着手した。

東日本橋店の立ち上げ時に店長を任せられたのは西田新大部長。新規事業としてセレクトショップを運営するため、オーナーから声を掛けられ入社した。それまでは大阪で個店の立ち上げから関わり、店長兼バイヤーも経験していた。同店は地下鉄出口横の天井高で、雰囲気のある古い建物(33平方メートル)にオープン。開設時は「バーべルオブジェクト」「アンセルム」「モルフェ」など12ブランドを揃えた。

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