スマートEC(東京、山下健志社長)が提供するECサポートサービス「スマートEC」が、提供開始から1年余りで約60社と導入企業を増やしている。スマートフォン上での購買体験向上に特化したソリューション。見やすさ、使いやすさを徹底して商品画像閲覧数を増やし、滞在時間・経由売り上げ増につなげる。
本体サイトの改修が不要かつエントリープライスが月額5万円からと、導入するハードルの低さが支持され、「エストネーション」「メゾンスペシャル」「アクタス」「ハルメク通販サイト」「4℃」などの有力サイトで相次ぎ導入が進んだ。
サービスの特徴は①スマートフォン上で商品画像がフルスクリーン表示できる②表示速度が速く、非Wi-Fi環境でも重くならない③同一商品の色違いなどの別画像を横スライドで見られる。横スライドの技術は特許を取得している。
導入企業では、日焼け対策アイテムなどの特集ページや広告、ルックブックなどと連動して活用している。結果、平均的な商品の閲覧数が通常3~5商品のところ、20~30商品に増加。滞在時間も6~9分と2~3倍に伸び、「経由購買率が平均2倍に上がっている」(山下社長)という。
スマホ経由のEC売り上げが年々高まる一方、「スマホからECサイトを見る際、画像が小さくて見づらい」「読み込みが遅い」「一覧ページと詳細ページの往復がストレス」といった消費者の声を聞き、開発した。管理面では、直近半年間でページの自動生成を可能にし、負担を軽減した。「今後はレコメンド機能も加えられれば。UI(ユーザーインターフェイス)の改善を繰り返し、さらにコンバージョン率向上に寄与したい」(山下社長)としている。