NYで広がる昼寝の新習慣(杉本佳子)

2018/07/31 15:00 更新


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今年ニューヨークで見られるトレンドの1つは、「昼寝」をするための施設が増えていることだ。ニューヨーカーが仕事で忙しいことに変わりはないが、静かなスペースで横になって仮眠することで気分転換や充電ができ、仕事の効率がよくなるという考え方が広がっている。そんな中、今度はマットレスメーカーのキャスパーが昼寝用施設「ドリーマリー」をオープンした。時流に乗った動きと他社とのコラボに、ビジネスセンスが感じられる。

ドリーマリーは、グリニッジビレッジのマーサーストリート沿いにある。ソーホーにも近い。

ビルの中に入ると、満天の星空を再現したトンネルを通って受付にたどり着く。ちょっとウキウキする瞬間だ。

受付のそばにはゆったりくつろげるラウンジがあり、水やスナックが置かれている。


着替え用のスペースには歯ブラシに歯磨き粉、耳栓などの雑貨も自由に使用できるように用意されている。歯ブラシはブラシの毛に竹炭を配合し、持ち手も植物性の素材を使用したものだ。

寝室スペースに行くと、円形のお洒落な個室が配置されている。フューチャリスティックなコテージのよう。「現実逃避」にもってこいの、エセリアルな空間が広がる。

私も実際に体験してみた。カーテンを閉めた後は、自分で照明を好みの暗さにする。睡眠時間は45分で25ドル。時間になると照明が明るくされる。私はしばらくの間、まったく眠くなかったのだが、いつの間にか眠ってしまったようだ。ノックされたような音が聞こえて目が覚め、時間を見たら制限時間を10分近く過ぎていたので、短時間でも深い眠りに入っていたらしい。

着替えや歯磨きなどを終えて受付に戻ると、希望すれば水やアイスコーヒーをもらうこともできる。パジャマを受け取った時に、「これは終わった後に良かったら使ってください。持ち帰ってもいいです」と渡された小袋があった。帰宅して開けてみたら、スキンケア用品が4点入っていた。「昼寝のための施設」が、いろいろなブランドにとって「消費者に実際に使ってもらう機会」を提供できるようになっている好例といえるだろう。


89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ

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