パルコが20年11月に開業した心斎橋パルコ(大阪市、地下2階~地上14階)の売り上げが順調だ。海外ラグジュアリーブランドや国内デザイナーブランドを中心とした高感度ファッション、アニメなどのキャラクター雑貨、飲食店が特に好調で、23年2月期のテナント売上高は前期比約30%増となった。「開業時からの狙い通り、ファッション好きの30~40代のお客を獲得でき、隣接する大丸心斎橋店との相互送客も進んだ」(緒方道則店長)という。政府が水際対策を大幅緩和した昨年10月以降はインバウンド(訪日外国人)売り上げも大幅に伸びている。
(有井学)
前期は昨年11月に月間売上高で過去最高額を達成し、12月にさらに更新、今年1月は前年同月比34%増で、過去2番目の売上高となった。インバウンド売り上げの全体に占める比率は以前は3%だったが、今年1月で13%に達し、当初目標の15%に近付いた。