SHINDO シリコーンプリントのテープ開発

2017/08/15 04:24 更新


 細幅資材製造卸のSHINDOは18~19年秋冬に向け、シリコーンを使った立体プリントで意匠性の高いストレッチテープを開発、9月のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリで発表する。

 このテープはストレッチ性のある織物やジャージーにシリコーンをプリントし、多彩な色柄を浮き立たせたもの。シリコーンの細幅テープは一般に、滑り止め用の機能や、ロゴ印刷を目立たせる目的で使うのが大半で、ファッション資材としての開発は珍しい。

 SHINDOは、シリコーン事業を行うSCカンパニーをグループに持ち、今回のテープは同社との連携で開発した。捺染までグループ内で完結し、安定供給できる。シリコーン自体に伸縮性があるため、基布のストレッチ性を妨げず、ニット地など多彩な素材に対応が可能。

 ウエストや袖口などをさりげなく差別化したり、襟やポケットの内側を滑りにくくしたりできる。柄は当面、水しぶきとヘリンボーンの2種類で、サイズは15ミリだが、要望次第で別注も可能。9月のPVを皮切りに毎シーズン、柄数も増やす計画だ。

立体的な意匠が特徴のシリコーンプリントテープ



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