「取りに行くのではなく、正攻法で自然に来店してもらえるようにしたい」。しまむらの北島常好社長は、そう話す。「ファッションセンターしまむら」の既存店の減収が止まらず減収減益となっているが、短納期化が進んで復調したカテゴリーが徐々に広がってきた。過剰な低価格からも離れ、客単価を引き上げながら店頭在庫を抑えている。復調は「もう少しだと思う」。足元の天候に懸念はあるが、着実に成長性を取り戻そうとしている。
(田村光龍)
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■調達
「ティーンズヤングは計画値に行くようになった。レディスのトップも順調」(北島社長)だ。納期が長くて厳しかったカテゴリーが復調している。長期と定義するのは、半年以上で全体の4割近かった。3~5カ月の中間が6割、2カ月以内の短期が1割にも満たなかったが、今期は短期を3割に引き上げ、長期と中間をそれぞれ3割、4割にした。トレンドがはっきりしていたこともあるが、短期を増やしたことで変化対応が進んだ。
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