シキボウ、ミドル脂臭に効く加工 

2015/03/04 06:15 更新


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 シキボウは、化粧品メーカーのマンダムとの協働により、ミドル脂臭対応消臭加工「スーパーアニエールM」を開発した。後加工により、ミドル脂臭の原因成分であるジアセチルの臭いをキャッチ。洗濯30回後も消臭率90%以上という高い効果が持続する。加齢臭と呼ばれるノネナール臭などにも効果を発揮し、16年春夏向けからの販売を目指す。

 スーパーアニエールMは、30~40代の男性特有の、後頭部付近から多く発生するあぶらくさい臭いに対応した。13年にマンダムがこの臭いの原因がジアセチルという物質であることを解明。このニュースを聞いたシキボウがマンダムにアプローチし、成分や分析方法などの情報提供を受け、1年かけて研究開発に取り組んできた。

 ジアセチルは、お酢の120分の1の量でも検知できるという強いにおいの成分で、特に女性に不快だと強く認識されることで知られている。男性の体臭は若年時に多い汗臭と50代から多く発せられるノネナール臭とこのミドル脂臭の3種類がある。年齢によって臭いのもとが変化するが、40代ごろはこの三つの体臭が混在しており、スーパーアニエールMはこの全ての臭気成分に対応した。

 綿やポリエステル、レーヨンなどへの加工が可能で、消臭成分を繊維に固着。臭いを生地がキャッチして、洗濯時にリリースすることで、着用時の臭いを取り除く効果がある。身体の襟足部分なども皮脂が多い部分でも効果が期待できるとしており、枕カバーなどの寝装用途に加え、肌着、パジャマ、Tシャツ、ワイシャツなどの一般衣料での展開を見込んでいる。

 価格はレギュラー品の3割増。販売目標は生地ベースで初年度1億円、3年後3億円。織物の加工はシキボウ江南で、ニットは国内を中心とした協力工場で行う。


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