渋谷109、エンタメ×ファッションの限定エリアを新設

2017/03/13 06:00 更新


 渋谷109(運営・東急モールズデベロップメント=TMD)は、エンターテインメントとファッションの融合をコンセプトにした期間限定店区画「ディスプ」を8階に新設する。4月4日にオープンする予定。

 区画面積は約39.6平方メートル。音楽、アニメ、映画、ゲームなどのエンターテインメント分野の店舗を2~3週間ごとに入れ替える。「出店社の負担を軽減する」ため、施設側で販売代行サービスや店舗の内装、レジ・ストックスペース、フィッティングルーム、映像・音響機器などを整備する。109公式通販サイトでの販売も可能とする。

 同施設はこれまで、セールやクリスマスなど大型イベントで人気アーティストや音楽、アニメなどと協業した企画を実施し、成果を上げてきた。専用区画の新設によって、取り組みを強める。

 「ウィゴー」など10代を中心客層とするファッションのほか、雑貨・コスメ・カフェ「SBY」、「サンリオ」のキャラクター雑貨店、美容室などがある8階に開設することで、「幅広い客層の来店が見込める」という。

 4月3日から、109事業はTMDからの会社分割によって新設されるSHIBUYA109エンタテイメントが行う。ディスプの新設は、新会社設立を機に進める事業領域拡大策の一環。東急グループ全体で推進する「エンタテイメントシティ渋谷」の実現に向けた「戦略的活動」と位置付ける。今後は同区画以外を含め、「若者に支持されるコンテンツを世界中から誘致する」方針だ。



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