日本の24年6月末の在留外国人数は358万8956人(前年末比17万7964人増)となり過去最高を更新した。そのうち、外国人技能実習生の在留資格「技能実習」の数は42万5714人(同2万1158人増)となり、こちらも過去最高を記録。在留外国人全体に占める割合は11.9%となり、日本で働く技能実習生の存在感はかつてないほど大きなものとなっている。
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目を見張る増加率
バングラデシュからの実習生は総数としては決して多くはない。直近の24年6月時点では1410人。全体からすると0.3%程度である。しかし、増加率に関しては目を見張るものがある。
例えば、実習生最多国のベトナムからの実習生は21年から23年にかけて26.5%増加している。それが同期間で見るとバングラデシュは6倍以上の増加率だ。分母に大きな差があるため、一概に評価はできないが、人材輩出国としてバングラデシュの高いポテンシャルの高さがうかがえる。
ではなぜバングラデシュからの実習生が大きく増えているのだろうか。要因の一つには、国内の労働力が充足しているというのが挙げられるだろう。
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