ファッション物流最大手のセンコー(大阪市)は、取引先の余剰在庫を販売するECプラットフォーム(PF)「ゼロブランズ」をオープンした。アパレルからは買い取り契約か委託販売の形で仕入れ、前者の場合は自前でささげ(撮影、採寸、原稿作成)業務を行う。利用は当面、センコーグループの社員や家族など約10万人に限るが、来年9月からは一般にも開放する。3年後に10億円規模まで拡大したい考えだ。
(永松浩介)
廃棄ゼロを支援
センコーグループは東京納品代行やオンワードグループだったアクロストランスポート、エイチ・ツー・オーリテイリングの江坂運輸などを次々と子会社化、ファッション物流の売上高は約500億円に上る。一般にいわれる物流費5%とすると、1兆円規模の物流を担っている計算だ。同時に、行き先を失ったアパレル商品を間近で見ており、アパレル企業が目指す廃棄ゼロを支援する狙いがある。
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