物流のセンコー、余剰在庫ECを開始 子会社設立し3年後10億円規模へ

2022/11/28 06:29 更新有料会員限定


「ゼロブランズ」はブランド価値を落とさずに廃棄しない事業として進める

 ファッション物流最大手のセンコー(大阪市)は、取引先の余剰在庫を販売するECプラットフォーム(PF)「ゼロブランズ」をオープンした。アパレルからは買い取り契約か委託販売の形で仕入れ、前者の場合は自前でささげ(撮影、採寸、原稿作成)業務を行う。利用は当面、センコーグループの社員や家族など約10万人に限るが、来年9月からは一般にも開放する。3年後に10億円規模まで拡大したい考えだ。

(永松浩介)

廃棄ゼロを支援

 センコーグループは東京納品代行やオンワードグループだったアクロストランスポート、エイチ・ツー・オーリテイリングの江坂運輸などを次々と子会社化、ファッション物流の売上高は約500億円に上る。一般にいわれる物流費5%とすると、1兆円規模の物流を担っている計算だ。同時に、行き先を失ったアパレル商品を間近で見ており、アパレル企業が目指す廃棄ゼロを支援する狙いがある。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事