西武渋谷 春モチベーションで期間限定店

2017/03/22 06:26 更新


 西武渋谷店はセレモニースーツや通勤着、雑貨を集積した期間限定売り場「ハレフクセンター」を開設し、婦人服、子供服などを販売している。常設売り場で扱っていない婦人服10ブランドを導入し、春のモチベーション需要を掘り起す。A館7階特設会場で26日まで。

 同店は15年8月の婦人服売り場の大規模改装で、モード系など国内外のデザイナーブランドを導入。グレード、テイストの軸を引き上げ、新規顧客の開拓に結び付けた。客単価は改装前に比べて10%増加した。一方でNBを中心としたモデレートゾーンが欠落し、モチベーション需要などで販売機会ロスが生じていた。

 ハレフクセンターは春の入園、入学の実需期に合わせ、衣料のほか、バッグ、シューズ、アクセサリーを一カ所の売り場(約300平方メートル)に集めて、商品領域を越えて比較購買できるようにした。

 婦人服は「イネド」「エフデ」「レッセパッセ」「ジェットセット・ソロプラス」などで、スーツやドレスを80型揃える。中心価格はスーツ4万円台、ジャケット2万円台、ブラウス1万円台。婦人靴はパンプスを中心に20型、バッグはフォーマルに対応した13型で、「銀座かねまつ」などが商品供給した。

 売れ行きの良い春の新作を確保するため、一部商品を買い取りした。自社雇用の販売員が販売する。「在庫や販売員などで取引先のリスクを減らし、適時適品を確保する新たなビジネスモデルの構築に結び付けたい」(西武渋谷店婦人服飾部)としている。季節のモチベーションやアイテム集積などで同様の期間限定売り場を開設していく。

特設したハレフクセンター(西武渋谷店)


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事