輸入卸・販売のシードコーポレーションは10月13日、総輸入代理店を担うフランス発のスニーカー「ヴェジャ」で、阪急うめだ本店8階の「グリーンエイジ」に日本初のインショップを開設した。デザイン性と社会的責任を両立するブランドの強みを生かし、親和性の高い売り場で幅広い客層を取り込む。
売り場面積は約33平方メートル。レディス、メンズ、キッズシューズの約60SKU(在庫最小管理単位)を扱う。柔らかな白を基調とした広々とした空間で、壁面には物作りの背景を伝える動画のスクリーンを設置した。
ヴェジャは、ブラジルを生産拠点に、環境配慮、持続可能な生産工程、労働者の権利の尊重などを掲げ、プロジェクト型の物作りに取り組んでいる。シードコーポレーションは18年から輸入卸を始め、セレクトショップやスニーカーショップへの卸売りを主体に成長させている。国内の取り扱い店舗は200近くになり、百貨店販路は5店にコーナー売り場を持って販売している。現状の年間販売足数は約6万足。
阪急うめだ本店では、これまでも婦人靴売り場で扱っており、ファッションスニーカーとして2万円台の価格帯で実績を伸ばし続けている。