首都圏を中心としたSCの夏の全館セールの開始時期は6月下旬、7月上旬、7月下旬に分かれ、引き続き分散化する。イオンモールは今年も6月22日(昨年は23日)にスタート、昨年に開始時期を2週間遅らせて7月28日としたルミネは今年は同27日に開始する。多くの施設が例年通りのスタートだが、三井不動産の広域型SC(RSC)など時期を見直す動きもある。
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イオンモールを中心とした郊外大型SCの多くは6月第3週の金曜日のスタートだが、三井不動産のRSC(ららぽーと13施設とラゾーナ川崎プラザ)や横浜・みなとみらい地区の3施設(ランドマークプラザ、マークイズみなとみらい、みなとみらい東急スクエア)は昨年の6月23日から今年は同29日にした。「お客が夏物を実需期で購買する傾向に合わせた」(三井不動産)という。新宿ミロードは昨年の7月1日開始から今年は同6日とした。今年は7月1日が日曜日であるため、「例年通りに7月の第1金曜日にした結果」という。
ルミネは昨年夏のセールを遅らせた結果、プロパー品も含めて期間中の売り上げを伸ばすなど成果を上げたことから、今年も同様の時期に開始することにした。セール期間を昨年の10日間から今年は1週間に短縮し、晩夏初秋物を中心に7~8月のプロパー販売をさらに強化する。
昨年は7月14日スタートの玉川高島屋SC、同27日スタートのラフォーレ原宿も時期が顧客に浸透していることから、今年もほぼ同時期の開始になると見られる。