トリコットを足掛かりに成長した澤村は、高度成長期以降も事業領域を広げていった。丸編み、インナー、産業資材、製品――。市場環境が変わるたびに新しい商材を探し、「誰もやらないこと」に挑んできた。一方で、90年代末からは約10年にわたる厳しい時期にも直面する。101年の中でも大きな転換を迫られた時代だった。
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誰もやらないことを
主力だったトリコットは60年代後半から需要が変化し始めた。そこで71年には丸編みニットへ進出。翌72年には旭化成工業、住商繊維と組み、表をナイロン、裏を綿としたメリヤス肌着「セリエ」を共同開発した。
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