札幌にようやく冬到来 冬物販売が本格化

2024/11/12 07:59 更新


雪が積もりアウターが動く

 残暑で全国的に秋物の販売が苦戦する中、札幌市では急な気温低下で一足先に冬物商戦が本番を迎えている。11月7日には市内でも雪が積もり、防寒アウターや冬用靴の需要が高まっている。

 札幌市の最高気温は4日まで10度台前半だったが、5日に8度ほどまで下がった。6日深夜からは雪が降り始め、寒さがいよいよ本格化した。

 大丸札幌店は5日から、婦人靴コーナーを冬物中心の売り場にした。雪で滑らないソールの靴を全面に打ち出し、平日の昼から多くの客が訪れた。

冬用の靴を求める客が増えた(大丸札幌店)

 専門店ではコートが売れている。アダストリアでは札幌駅地下街、アピア内の「アパートバイローリーズ」で、ロング丈の中わたアウターが好調だ。

 「グローバルワーク」東急百貨店さっぽろ店でも、先週から店頭でコートを見せたのが奏功し、メンズ・レディス共に防寒アウターが動いている。急な雪でブーツやコートを買い求め、その場で身に着ける旅行客も多いという。

冬物アウターの実需買いが始まった(「グローバルワーク」東急百貨店さっぽろ店)

 大通のイケウチゲート1階、「カナダグース」のショップ・イン・ショップ「カナダグースサッポロオオドオリノーザンプロップ」では、ダウンジャケットを探す客が増えた。「札幌は先物買いが多い地域だが、ここから厚手のアウターの販売が本格化しそう」と同店では期待する。

関連キーワードピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事