三陽商会、売上高800億円を中期的目標に

2017/02/14 16:06 更新


 三陽商会は14日、新経営計画「サンヨー・イノベーション・プラン(SIP)2017」の目標数値などを発表した。中期的目標として売上高800億円、営業利益率5%を設定。当面の3カ年計画では売上高650億円、営業利益20億円、営業利益率3・1%を掲げる。

 16年12月期の業績は売上高676億円、84億円の営業損失だった。17~19年度の3カ年では、17、18年度は売上高630億円と16年度比減収、横ばいを計画。この間構造改革施策を進め、18年度には黒字転換を図る。3カ年最終年の19年度に売上高650億円と増収に転じ、20億円の営業利益を必達とし、中期目標の800億円を目指す。

 17~19年度の3年間の年平均成長率は1・6%。専門店卸23%、EC23・6%、直営店14・7%の伸びを予想、主力の百貨店は2・7%減を見込み、百貨店売り上げ比率は16年度の69%から19年度には63%に低下する。直営店は19年度までに15店出店、ECは16年度の42億円から19年度80億円に伸ばす。

 ガバナンス強化へ向けては、取締役会の社外比率を37・5%から42・9%にするほか、社外取締役を委員長とする指名委員会の設置、取締役任期の1年への短縮、買収防衛策の廃止などを行う。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事