三陽商会、アベジャと業務提携 新たな顧客体験実現へ

2018/10/30 12:30 更新


 三陽商会は30日、ディープラーニングを活用したAI(人工知能)の社会実装事業を展開するアベジャ(東京、岡田陽介社長)と業務提携した。AIを活用した新たな顧客体験の実現、小売り・流通業界におけるテクノロジーの活用推進を目的とする。

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 アベジャはディープラーニング技術を活用し、大量のデータ取得・蓄積・学習などを行う「アベジャ・プラットフォーム」を基に、小売り・流通業向けの店舗解析サービス「アベジャ・インサイト・フォー・リテイル」を提供している。三陽商会はバリューチェーン全領域におけるデジタルトランスフォーメーションの推進を経営改革戦略の要とし、18年2月から、「ラブレス」「マッキントッシュフィロソフィー」「エポカザショップ」など主要ブランドの旗艦店19店にアベジャ・インサイト・フォー・リテイルを導入してきた。

 購買プロセスにおける顧客・購買データの一元化、AIによるさらなるデータ活用の推進、小売り・流通業界のデジタルトランスフォーメーション推進に取り組み、店頭での接客やマーケティングなど複数の観点から仮説検証を行う。三陽商会は19年3月4、5日に開催されるアベジャ主催の年次AIカンファレンスで、本提携の意義や具体的な取り組みを発表する予定。



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