サンエーパルコ 来夏、沖縄に開業の新施設名を決定

2018/12/04 14:10 更新


 サンエー(沖縄県宜野湾市)とパルコの合弁会社、サンエーパルコは、沖縄県浦添市に19年夏に開業する新商業施設の名称と主なテナントを発表した。施設名は「サンエー浦添西海岸パルコシティ」で、テナントは沖縄県初出店を中心に約250店が入る。

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 「新たな街として、発展が期待されている」という浦添西海岸エリアに開業する。敷地面積は約8万5400平方メートル。建物は地上1~6階で、商業ゾーンは1~3階に設ける。店舗面積は約6万平方メートルの予定。約3800台(予定)が収容可能な全天候型の大型駐車場も完備する。

 「今までにない都市型新施設」とし、地元住民と国内外からの観光客の取り込みを狙う。ファッション・雑貨、食、「体験やコト消費を提供する」エンターテインメント施設など幅広い業種を揃え、約80店を沖縄県初出店とする。

 ファッションでは「ザラ」「フルラ」「MHL」「アーバンリサーチドアーズ」「トミージーンズ」、スニーカー専門店「アトモス」、「アカチャンホンポ」などが県内に初出店、「H&M」「ABCマート・グランドステージ」が県内最大級のエリア旗艦店を出す。

 エンターテインメント業種では、県内最多の11スクリーンを備える大型複合映画館「ユナイテッド・シネマ」や書籍、音楽・映像ソフト、雑貨などの複合店舗「HMV&ブックス」などが県内に初出店。室内遊び場やVR(仮想現実)体験設備も入れたアミューズメント施設「ナムコ」も入る。

 観光客の土産需要も狙い、沖縄をテーマにしたゾーンを設ける。沖縄出身のデザイナーによるジュエリー「カサ・デ・ジョイア」、八重山の伝統工芸品や石垣島の織物、かりゆしウェアなどを販売する専門店「あざみ屋」などが出店する。

 飲食も充実する。2階のフードホールには12店が出店、人気ラーメン店「一風堂」やパルコと長年取引がある札幌市の洋食店「洋食ヨシミ」など6店が県内に初出店する。3階レストランゾーンは計10店で、3店が県内初出店。このほか、カフェ・スイーツで、「上島珈琲店」「ナナズグリーンティー」「リンツ・ショコラ・カフェ」などが県内に初出店し、人気台湾ティーカフェ「ゴンチャ」も入る。

 サンエーパルコは同施設の開発・運営を目的とし、16年12月に設立した。資本金は1000万円で、出資比率はサンエー51%、パルコ49%。



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