サムライのO2Oプラットフォーム

2015/03/19 06:28 更新


 ITコンサルティング事業のサムライ(東京、須永啓太社長)のO2O(ネットと実店舗の相互送客)プラットフォーム「アクチュアル・レボリューション・フォー・モバイルCRM」は、ブランド横断で使える会員ポイント付与システム。来店客の購入額による階層分け、購買データの分析で、「客の見える化」が可能となる。安価に導入できるツールとしても好評だ。

 同システムは顧客の携帯端末をデジタル会員証とするO2Oのプラットフォーム。「誰がいくら買ったか」の情報をしっかり取れるため、個々の客に合った誘導施策で来店促進することができる。POS(販売時点情報管理)と非連携の環境でもポイントを付与でき、低価格での導入が可能だ。

 導入企業では、集客と販促施策、来店客の見える化、会員の階層化による情報ミスマッチ防止などにつながっている。

 例えば、マッシュスタイルラボは14年4月にアパレル4ブランド100店で導入。店情報の発信、割引クーポン配布でファンを拡大した。さらに会員を階層に分けて、階層ごとにメルマガ内容を見直して、効果的にアプローチして売り上げアップさせている。導入後約10カ月で会員数が1.6倍と大きく伸びた。現在同システムは6ブランド140店に拡大した。

 他の導入企業はお直し屋、クリーニング店など、これまで会員情報を取っていなかったり、紙のスタンプカードを使っていたところに広がっている。



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