サマンサが10月からスマホアプリ オムニチャネル推進

2017/09/29 04:28 更新


 サマンサタバサジャパンリミテッドは10月中旬から日本限定の「サマンサタバサ公式スマートフォンアプリ」の運用を開始する。

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 アプリの最大の特徴は顧客とのコミュニケーション機能を取り入れて、オムニチャネルを推進すること。

 顧客が好きなブランドや店舗を登録すると、ブランドや店舗が顧客に応じた情報を提供し、それに顧客が対応できるチャット型機能を備える。「入店前後のスマホを通じた接客」と位置付けるもので、タイムライン(情報発信や投稿を時系列に表示する機能)で顧客ごとにコミュニケーションできるため、顧客との関係が可視化でき、来店動機、ブランドや店舗との密接感が高められるのがポイント。

 また通常のアプリが行っている定期的な商品情報発信など直接的なプッシュ通知はせず、ブログ更新の情報など「柔らかなプッシュ通知」に抑え、顧客自らがアプリを日常的に確認する仕組みとした。アプリでは商品、店舗情報やイベント情報を提供するほか、自社サイトのEC、ポイントカード機能を備える。入店客数のセンサーと連動し周辺の顧客に直接アプローチする機能も加えた。

 店舗スタッフの発信がEC購入に結びついた場合のインセンティブ(報奨制度)も整えるなど、スタッフの活用も促進する。

 バッグ、ジュエリー、ゴルフ関連の9ブランドでスタートする。11月末に機能を拡充するなど今後も順次、アプリの内容を充実させていく。




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