「サカイ」は4月27日、ロンドンのジュエリーブランド「BUNNY」(バニー)と、デザイナーやDJとして活躍するユージン・ワンと協業したカプセルコレクションを発売した。サカイ青山店には、バニーとユージン・ワンによるスターリングシルバーの花瓶やブローチも展示されている。
バニーは、09年にアンドリュー・バニーが設立したロンドンのジュエリーブランド。職人技を生かし、コンテンポラリーなデザインの商品を作る。英国各地の工房とともに、伝統的な手法にこだわって手作業で仕上げている。
ユージン・ワンは、サンフランシスコを拠点とするデザイナー。アップルで20年以上インダストリアルデザイナーを務め、デザインチームの主要メンバーとして重要な役割を担ってきた。退社後は幾つかの企業やデザインスタジオと協業してきた。DJとしても活動するほか、クリエイティブ・プラットフォームとして自身のレコードレーベルも運営している。
バニーとユージンが協業して作ったブローチは、17世紀のオランダで不朽の美のシンボルとしてたたえらえたチューリップがモチーフ。ダイヤモンドやルビーのほか、ホワイトゴールドとイエローゴールドが使われている。スターリングシルバーの花瓶には、チューリップを飾って展示している。ブローチ389万4000円(税込み)、花瓶260万7000円。いずれも受注生産する。
カプセルコレクションはブローチと花瓶から着想したもの。花屋の服装を現代的に表現した防水のコート(15万9500円)やキャップ(3万5200円)にチューリップ柄が刺繍されている。バニーのシグネチャーである手打ちのシルバースナップも飾られている。