マークスタイラーのECサイトが渋谷に初の体験型店舗

2017/12/15 04:29 更新


「ランウェイチャンネルラボ」2階に3Dスキャナーを導入し、会員やブランドファンの来店を刺激

 マークスタイラーは14日、直営EC「ランウェイチャンネル」の体験型セレクトショップ「ランウェイチャンネルラボ」を東京・渋谷に開設した。「マーキュリーデュオ」「エモダ」など全ブランドの今売れている人気商品の試着が可能で、気に入ればその場でEC注文できる。パルコの3Dスキャナーも導入、ブランド体験をSNS(交流サイト)で拡散してもらい、新規客の集客を狙う。

 同ショップはパルコが運営するSR6の1、2階で行う。ランウェイチャンネル会員へECサイトで表示される人気商品の試着機会を創出。試着した人に自身のSNSで拡散してもらって、新規客来店につなげる。

 1階にはECサイトで表示している商品ランキングを基にしたアウターを揃える。各ブランド1、2型に絞って置く。モバイル機器も置いて、ECサイトから商品が閲覧、購入も可能にしている。

 目玉となるのが、2階に置かれた人物の全身360度を見ることができる3Dスキャナー。来店客は服を試着し、撮影場所に立つだけ。数秒で撮影したデータは約30分後にブラウザーで閲覧でき、SNSなどに投稿も可能だ。

 現在は3Dスキャナーで撮影した画像は、閲覧・保存だけしかできないが、今後はスタッフがコーディネートを3D撮影してECサイトやSNSに投稿し、デジタル上での接客も行う計画。

 「売り上げにつなげるためでなく、ブランドのウェアを試着・体験して、友達を連れて再来店を生むことが目的。EC側から既存顧客の年間購買金額の底上げと新規客獲得の施策を行って、実店舗の売り上げ拡大につなげたい」(北島健一EC本部本部長)とする。来年2月までプレオープン、3月から本格オープンし、ブランドファン向けのイベント、化粧品サンプル体験なども行う。


ランウェイチャンネルラボの1階はランキング上位の服が試着できる


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